2・1からサバイバル――。ロッテ・井口監督はロッテ浦和で始まった新人合同自主トレを視察。
キャンプインとなる2月1日に行う紅白戦後に1、2軍を振り分ける前代未聞のプランを明かした。
「2月1日の紅白戦が終われば2日から1、2軍を振り分ける。ある程度は決めているが、31日の自主トレや紅白戦で判断する」
1軍は11日に石垣島キャンプを打ち上げ、沖縄→高知→宮崎と転戦し、2月だけで練習試合を15試合こなす。
平沢、安田といった期待の若手に実戦を積ませることが目的だが、そこには空席を十分に残している。
当然、新人9人へ向けた指揮官の訓示も力が入った。「キャンプインすればドラフトの順位、新人、ベテランは関係ない。
レギュラーを獲る思いで取り組んでもらいたい。優勝するにはみんなの力が必要だ」。
ドラフト1位・藤原(大阪桐蔭)は英才教育もあり1軍同行が内定しているが、それ以外は白紙。
「全員で初日から争わせる」と新人のやる気をあおった。
目の色も変わる。ロングティーでは柵越えなしだった藤原に対し、並んで打った4位・山口(明桜)、7位・松田(Honda)がそろってアーチを連発した。
「うちに足りないものを持っている。力強いスイング。(新人たちは)入団発表の時と違う顔になっている。やるぞというふうに見える」と井口監督を喜ばせた。
今季のチームスローガン「マウエ←」はリーグ優勝を目指したもの。ルーキーズの躍動があれば、頂上への道を切り開くことも可能だ。 (福浦 健太郎)
ロッテ今年もレギュラー白紙、2月は練習試合15試合
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